2012年5月15日火曜日

里山里海メイクって。

日本には、色の白いは七難かくす、なんてことわざもあるとおり、たぶん一般的には「肌は白ければ白いほどよい。あるいは、無難。」という考え方がありそうな気がします。

健康面からしても、紫外線A波(比較的長い波)はコラーゲン、エラスチンなど、皮膚の繊維質をじわじわ破壊しますし、紫外線B波(中程度の波)はエネルギーが強いため、屋外で長時間浴びると、肌表面がやけどに近い症状を示すことも。さらに、皮膚がん発生のリスクはゼロではありません。

一方で、紫外線を浴びることにはプラス面もあって、ビタミンDの合成、殺菌消毒、血行や新陳代謝の促進、皮膚抵抗力の昂進(こうしん)といった働きも。最近では、窓用のUVカットシートなども販売されていますが、あまり徹底して紫外線を避けると、健康面での問題が生じるかもしれません。

と、前置きが長くなりましたが、ここ数年気になっているのが、田舎的メイクというか、「里山里海メイク」があるとしたらどんなだろう?というもの。たとえば田舎のおじいちゃんには、しっかり日焼けしてなんだか健康そうでたのもしい感じの人がいたりしますが、おばあちゃんたちとなると、畑仕事のときはしっかりと帽子(+側面背面ともに布で日差しをガード)をかぶってそもそも顔が見えません。畑は仕事場で、それ以外の場所で色の白さをアピールするのかしら、とも思いますが、なんだかもったいないような気も。

女性誌ではヴァカンスメイクというか、山へ海辺へ、お休みの日に出かける時のメイクなんてものが紹介されてたりしますが、普段から山や海の近くに住んでる場合、どんなメイクがぴったりくるのでしょう。ということをつらつらと考えながら、化粧品カウンターで相談してみたところ、店員さんは眼をぱちくりさせつつ、メイクを試みてくださいました。彼女がピックアップしたキーワードは「ナチュラル」「アウトドア」あたりで、いつものわたしよりも、こんがりとした肌色の、目力強めで、リップがつやつや、な出来上がり。どうも、かぎりなく薄いメイクなわたしを見て、あれもこれも塗りたくなったに違いありません。

街の中ではちょうどよいような気がしたそのメイクでしたが、電車に乗って、だんだんと「里山里海」地帯に近づくにつれ、自分の中で違和感が。そう、普段はBBクリームすら濃い、「なんか塗ってる!!」感じが耐えられないわたし。こんなにあれこれ塗るのはそもそも無理なのかも。

というわけで、この夏はBBクリームもつかうのは最小限にして、無色の日焼け止めクリームに頼ろうかと思ってます。そして、ポイントメイク的にブロンザー。七難も隠さずにいるのが、もしかすると里山里海風?

参考
紫外線 - Wikipedia

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