2012年11月6日火曜日

2013年の手帳。

毎年この時期になると、来年の手帳を選ぶのがちょっとしたたのしみです。で、例年は文具店や書店をかなりうろうろするのですが、今年は書店を2件みただけで、結局はamazonさんでぽちっと注文してしまいました。選んだのは、石井ゆかりさんの星ダイアリー2013

ここ数年は、自由ページがたくさんあって、自分にあったスケジューリングがしやすい手帳を、という基準で選んでいました。が、2013年は外出先でたくさん文章を書くってことはしないような気がするし、ちょっとしたことならiphoneに書けばいい。予定もそんなにたくさんいれないし、だったらやっぱりiphoneで十分。

一方で、常々気になってスケジューリングにとりいれてみたかったのは、月のリズム。なんだか妙にイライラすると思ったら新月で、眠れないようなちょっと緊張した感じがすると思ったら満月で、と月のリズムと自分の心身のリズムの関係に気づいた経験が少なくないので、で、その度にあらかじめ対策しておけばよかったなあと思うことが多いので、2013年は月を意識して過ごしてみることにしました。

この星ダイアリーには、毎日の月齢はもちろん、月のボイドタイム(月が次の星座に入るまで他の星とアスペクト(特別な角度)を作らない時間帯のこと)、さらには月齢と古くからの伝承、おすすめの過ごし方、が書いてあります。例えば今日は、十六夜(いざよい)月〜寝待月の期間にあたります。
月は満月の後、少しずつ欠けていきます。欠けるに従って、空に出る時間も少しずつ遅くなっていきます。
この、満月から下弦の半月のあいだの月は、長期的に養いたいものを作り始めるのに適している、とされています。長い時間をかけて育てる植物を植えたり、長期的に使いたいと思うものを購入するのによい時、と言われます。ゆっくりじっくり始めることが、この時期に適しているのかもしれません。ここから細っていく月に擬え、ダイエットを始めるのにもよい、と言う人もいます。(p.182)
と、読みどころ満載の手帳なのですが、こういう話を読むたびに面白いなあと思うのが、心理的時間は単なる直線だけでなくて、円にもなりうるということ。昔の人たちの時間と私たちの時間を直線で結んで昔と今、とすることもできますが、月を眺める昔の人を想う時、昔の人たちの時とわたしたちの時は同じ円上の点として重なります。

こうした円形の時間感覚はもちろん、月だけでなく太陽や他の星々の動きについてもいえることで、星ダイアリーはそれをまるごと感じさせてくれる手帳といえるかも。月だけでなく、他の星々の動き、ホロスコープ、その解釈も書かれてます。

それにしても。一年のこの時期に来年一年の星占いだけではなく、毎月の星占いを読んでしまったなんて、もしかしたら初めての経験かも。笑

関連リンク
星ダイアリー2013 :: 幻冬舎コミックス