2014年2月26日水曜日
靴下を手編みで。
初めて編み物に夢中になったのは小学生の頃。というわけで、わたしの編み物歴はかなり長いのですが、靴下を編むのはこの冬がはじめてだったりします。
で、編んでみての感想は、立体ができてくる感じが楽しい!はいてみての感想は、なんだかものすごく贅沢なことしてる感じ!そもそも衣類の中でも靴下には無頓着なほうなので、自分で編んだ靴下をはくというのはこそばゆい感じさえあります。
でも。そんな手編みの靴下をはいてみると、これを機に足をもっと大事にしようかな、なんて思えてくるのでした。たかが靴下、されど靴下。材料もそんなにいらないし、編む時間もそんなにかからないという意味で、特別感のコストパフォーマンスは一番かもしれません。
今回はウールで編みましたけど、春用にコットンで、夏用にリネンで編むものいいな。ちなみに、この透かし編みの編み地は「ホースシュー(蹄鉄)」というそう。ウマ年だし、今年つくってはくのにぴったり?
編み図はこの本を参考にしました。
2014年2月20日木曜日
ダイヤ柄のキャップ
これでもか、とアラン編みの模様がはいったセーターを編み終えたときは、ちょっと燃え尽きたような、もうしばらく編み物しなくてもいいかな、という気分になりました。が、数日後、気持ちが、というより、手が編み物のリズムを思い出してうずうず。
手元に残ってる毛糸はパピーのミニスポーツ100g。これで編めるもので、かつアラン編みのものを、と編み図をセレクトした結果、ダイヤ柄のキャップができあがりました。セーターに比べるともうあっという間にできあがり。
どうも、パピーのミニスポーツはアラン模様がしっかり出る糸のようで、出来上がりは参考にした本の写真のものよりもキリリ。そのためか、大きめポンポンがかなり目立って、ガーリーな感じです。
ためしに、父や弟にかぶせてみたところ、ポンポンが恥ずかしいよう。男の人ってポンポンつきに抵抗あるのかなあ…。
ところで冬のオリンピックはニット帽ウォッチングがたのしいです。今朝の北國新聞の1面トップの写真は、スノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香さんでしたが、彼女の隣に写っていた女性は赤のニット帽(ダイヤ柄!)がものすごく似合ってました。
そして、帽子をたのしむには、髪はセミロングよりもボブぐらいの長さがいいのかも、とも思うようになって、近々美容院に行こうかと検討中。春は風も強いし、首にもあれこれ巻くことを考えると…、なんて、どうも自分でつくったものは、意地でも身につけ着こなしたいと、気合いがはいるような気がします。
そもそもは、ちょっと編み物がしたかっただけなのですが。笑
編み図はこの本を参考にしました。
2014年2月3日月曜日
クラシカルアランセーター完成!
昨年12月に編み始めたアラン編みのセーター、やっと完成しました!涙
編み図は、三國万里子さんの『冬の日の編みもの』で、今回は毛糸も指定されたとおり、パピーのミニスポーツの生成りを使用。
編み始めの頃は、まあたらしい毛糸で編むっていいな♪とウキウキしてましたけど、アラン模様の編み間違い、さらには編み図自体が間違ってたことがわかって…、と、前&後ろ身頃は3回ぐらい編むことに。でもおかげでこのアラン模様を身体で覚える感じになり、模様が仕上がっていくリズムというか達成感を肌で感じることとなりました。
前&後ろ身頃と両袖を仕上げた後はそれらをつないだところから目をひろって首を輪編みで編みます。つまり、これまでに編んだ全重量(約700g)が首部分を編んでる両腕にかかるので重い!おかげでゆるめに編んでしまったようで、首は段数少なめで長さがでてしまいました。
そしてあとは各部分をつなげて、出てる糸を処理して終了。なんとか冬が終わる前に間に合ったけど、もう春の気配( -e-)
で、まだ洗って目をととのえるとか、アイロンかけるとかしてないのですが、とにかく着てみました。あったかいです。そもそも並太の毛糸がぎっしりなので、厚さも機械編みのセーターとは全く違います。さらに模様が立体的なので、余計に厚くなってます。アラン模様って空気を含む分、より暖かくなる効果もあるのかな?
だんだん春めいてきましたが、まだしばらくは続くであろう、ぐっと冷え込む日はこのセーターで乗り切ろうと思います☆
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アラン編みに願いを。
編み図は、三國万里子さんの『冬の日の編みもの』で、今回は毛糸も指定されたとおり、パピーのミニスポーツの生成りを使用。
編み始めの頃は、まあたらしい毛糸で編むっていいな♪とウキウキしてましたけど、アラン模様の編み間違い、さらには編み図自体が間違ってたことがわかって…、と、前&後ろ身頃は3回ぐらい編むことに。でもおかげでこのアラン模様を身体で覚える感じになり、模様が仕上がっていくリズムというか達成感を肌で感じることとなりました。
前&後ろ身頃と両袖を仕上げた後はそれらをつないだところから目をひろって首を輪編みで編みます。つまり、これまでに編んだ全重量(約700g)が首部分を編んでる両腕にかかるので重い!おかげでゆるめに編んでしまったようで、首は段数少なめで長さがでてしまいました。
そしてあとは各部分をつなげて、出てる糸を処理して終了。なんとか冬が終わる前に間に合ったけど、もう春の気配( -e-)
で、まだ洗って目をととのえるとか、アイロンかけるとかしてないのですが、とにかく着てみました。あったかいです。そもそも並太の毛糸がぎっしりなので、厚さも機械編みのセーターとは全く違います。さらに模様が立体的なので、余計に厚くなってます。アラン模様って空気を含む分、より暖かくなる効果もあるのかな?
だんだん春めいてきましたが、まだしばらくは続くであろう、ぐっと冷え込む日はこのセーターで乗り切ろうと思います☆
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アラン編みに願いを。
2014年1月15日水曜日
アラン編みに願いを。
今年はじめての更新となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前エントリーにも書いたように、2014年は帽子をたくさん編もう!と思っていたのですが、その前にアラン編みのセーターをひとつ自分用に、と編み始めたのがなかなかに大変でまだ終わりが見えません。たぶん、今月中に終わればいいほうで、もしかしたら来月まで持ち越すかも。この冬着れたらいいなあ、と気が遠くなっています。
アラン編みとは、アイルランド西方に浮かぶアラン諸島発祥の編み物。ケルト人女性によるシンボリックな模様が特徴なのですが、その模様ひとつひとつに願いごとが込められているそう。例えば、日本のセーターでもよく使われる模様、ケーブル(縄編み)は漁師の使うロープを表し、漁の安全と大量の願いが込められているのだとか。
わたしが今編んでるセーターは、そんなアラン編みの古典的な模様をいくつも組み合わせたもので、編み図は三國万里子さんによるもの。仕上がってくると、おおう!と感動がありますが、ものすごおく手間がかかります。もちろん編み図をみた時点でそんなことはわかっていたのですが、雪山に挑戦するような気持ちでトライ。
そして今わたしは遭難しかかっております( -e-)。前身頃と後ろ身頃、ずしりと重さのある2枚を仕上げて、袖を編み始め、すっかり下山気分だったのですが、よくよく模様をみてみると、なんか変。編んでる時も違和感があったのですが、編み図とは一致してるしこんなもんか、とその時は必死だったのもあってとりあえず編んでた部分が、今になって編み図自体が間違っていた!?ということを知って愕然。文化出版局さん、もっとはやく教えて欲しかった!!涙
模様を間違えたって、セーターとしては問題ないんですが、でも、一応アラン編みって願い事のかたまりなんだよね、という目で見てみると、やっぱ編み直しだなあと、泣きそうになりながらほどくことを決意して実行したのが上の写真。間違っていたのは、セーターの中央付近の模様で、「ダイヤモンド」柄の中の、「ハニコム(蜂の巣)」柄でした。
柄にこめられた願いごとはというと、「ダイヤモンド」が成功や富、財産を、「ハニコム」はミツバチのように働き、報酬を得られることを意味するそうな。簡単に言えば、しっかりはたらいて、富を得る、みたいな感じ?
というわけで、今年は働くぜ!という気持ちをこめて、ハニコム、蜂の巣の部分を意識して丁寧に編むつもり。
他にもこのセーターは「スプーン」柄に食物に不自由せず健康でいられることを、「ケーブル」柄で漁の安全と大量を、と盛りだくさん。まあ、これだけの願い事があっさりかなうとは限らない訳で、願い事がつまってるだけ編むのが大変なのは当然かもしれません。
そもそもきっとこの複雑な模様は、漁に出た家族を待つ時間などに脳裏に浮かぶ様々な不安を静かな祈りに変えていく、写経のような役目をしてるのかも。自分のために編むのもいいけど、やっぱり誰かのために編むのが似合うセーターだなあとも思うのでした。
この本の編み図で編んでます。これから編む方はぜひ訂正表をチェック!
アラン模様の意味については、この本を参考にしました。
さて、前エントリーにも書いたように、2014年は帽子をたくさん編もう!と思っていたのですが、その前にアラン編みのセーターをひとつ自分用に、と編み始めたのがなかなかに大変でまだ終わりが見えません。たぶん、今月中に終わればいいほうで、もしかしたら来月まで持ち越すかも。この冬着れたらいいなあ、と気が遠くなっています。
アラン編みとは、アイルランド西方に浮かぶアラン諸島発祥の編み物。ケルト人女性によるシンボリックな模様が特徴なのですが、その模様ひとつひとつに願いごとが込められているそう。例えば、日本のセーターでもよく使われる模様、ケーブル(縄編み)は漁師の使うロープを表し、漁の安全と大量の願いが込められているのだとか。
わたしが今編んでるセーターは、そんなアラン編みの古典的な模様をいくつも組み合わせたもので、編み図は三國万里子さんによるもの。仕上がってくると、おおう!と感動がありますが、ものすごおく手間がかかります。もちろん編み図をみた時点でそんなことはわかっていたのですが、雪山に挑戦するような気持ちでトライ。
そして今わたしは遭難しかかっております( -e-)。前身頃と後ろ身頃、ずしりと重さのある2枚を仕上げて、袖を編み始め、すっかり下山気分だったのですが、よくよく模様をみてみると、なんか変。編んでる時も違和感があったのですが、編み図とは一致してるしこんなもんか、とその時は必死だったのもあってとりあえず編んでた部分が、今になって編み図自体が間違っていた!?ということを知って愕然。文化出版局さん、もっとはやく教えて欲しかった!!涙
模様を間違えたって、セーターとしては問題ないんですが、でも、一応アラン編みって願い事のかたまりなんだよね、という目で見てみると、やっぱ編み直しだなあと、泣きそうになりながらほどくことを決意して実行したのが上の写真。間違っていたのは、セーターの中央付近の模様で、「ダイヤモンド」柄の中の、「ハニコム(蜂の巣)」柄でした。
柄にこめられた願いごとはというと、「ダイヤモンド」が成功や富、財産を、「ハニコム」はミツバチのように働き、報酬を得られることを意味するそうな。簡単に言えば、しっかりはたらいて、富を得る、みたいな感じ?
というわけで、今年は働くぜ!という気持ちをこめて、ハニコム、蜂の巣の部分を意識して丁寧に編むつもり。
他にもこのセーターは「スプーン」柄に食物に不自由せず健康でいられることを、「ケーブル」柄で漁の安全と大量を、と盛りだくさん。まあ、これだけの願い事があっさりかなうとは限らない訳で、願い事がつまってるだけ編むのが大変なのは当然かもしれません。
そもそもきっとこの複雑な模様は、漁に出た家族を待つ時間などに脳裏に浮かぶ様々な不安を静かな祈りに変えていく、写経のような役目をしてるのかも。自分のために編むのもいいけど、やっぱり誰かのために編むのが似合うセーターだなあとも思うのでした。
この本の編み図で編んでます。これから編む方はぜひ訂正表をチェック!
アラン模様の意味については、この本を参考にしました。
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